最近気になる言葉
数年前から、放送等でよく聞かれるようになった言葉なのですが、“生ライブ”という表現。
おかしな言葉だと思うのですが、どうでしょうか?
iMacに付属している辞書に記載されている表現を借りれば、ここでいう“ライブ(live)”とは、『〈放送・演奏などが〉生の、実況の;〈聴衆・観客が〉目の前にいる』という意味だと、私は解釈しています。“ライブ”に、さらに“生”を付け加える必要はないと思うのですがねー。
もっとも最近は、ひとくちに“ライブ”といっても、
- 生演奏をバックに生歌
- あらかじめ作成しておいたカラオケ音源をバックに生歌
- あらかじめ完成させておいた楽曲に合わせて口パク(笑)
…など、多様なスタイルのパフォーマンスがありますから、“ライブ感”を特に強調する意味で、“生ライブ”なる表現にもニーズがあるという事なのかもしれませんが…。
でもやっぱ、しっくり来ないなー。“生ライブ”。
自分の母語とは違う言葉を学ぶとき、どうしても、振り返って自分の母語に正面から向き合わねばならなくなる時があります。
私も、今のところそういう“過敏状態”にある、という事なのでしょうか。
今日、ショッピングセンターへビールを買いに行ったついでに、『DVDで覚える 手話辞典』(池田書店)を買いました。
動画で見る事ができるとわかりやすいだろうと思って購入したのですが、家に帰って内容をよく検討してみると、微妙に、現在手話の学習に使用している教材と、手話表現が異なる部分があります。
もう少し慣れるまでは、混乱を来さないよう、注意して使用する必要があるかな?
手話辞典にも、逆引辞典のようなものがあるといいなあ、なんて思ったりして。