学年末試験

 学校の生徒さんたちは試験期間真っ最中ですか。このところ毎日、朝の電車にはドロナワ暗記でノートを読み上げる声が響き渡っておりますな。(普段に増して)うるさいぞ(^^;;。

 学年末試験といえば、一つ、印象深い思い出があります。
 私が通った高校は、音楽の授業ではピアノが必修だったので、学年末試験はペーパーテストだけでなく、鍵盤楽器の実技試験もありました。
 てゆうかペーパーのほうはどっちかっていうと形式的なもので、実技のほうがメインでしたね。

 楽しかったですねぇ。実技試験…。

 うちの高校の音楽のクラスの実技試験はね、“クラスの生徒が5〜6人ずつのグループにわかれてアンサンブルを組み、各班2曲演奏を披露する事”だったのですよ。

 ルールはたった一つ。

 “1グループにつき2曲演奏する間に、アンサンブルメンバー各自、最低一回は鍵盤に触れる事”。アンサンブルを組むにあたって、各自好きな楽器を持ち込んで良いし、曲目も自由。だけど、一年間ピアノを習ってきた成果を示すため、2曲演奏する間に、各自一度は鍵盤楽器(ピアノ、オルガン、シンセでも何でもよし)を担当するよう、そこんとこ工夫するように…。

 今にして思えば、結構大変だぞ、これ(^^;;。“ルール”を満たすように、自分たちでアレンジを考えなきゃいけないんですからね!

 でも、その当時は、大変だなんてちっとも思わず、みんな、思い思いに工夫しながら、楽しんでやっていた覚えがあります。一曲のピアノ独奏曲を、右手パートと左手パートに別れて全員でリレー演奏するグループもあれば、演奏中に楽器を持ち替えてかわるがわるピアノを担当するようアレンジに工夫を凝らすグループもあったり…。

 ちなみに、実技試験は全員一発合格。“ルール”さえ満たしていれば実技は合格だったのです。

 ペーパーのほうは一発とはいかない者もいましたが、追試で無事合格。全員単位ゲットだぜ!
 そりゃあ何しろ、追試も、本試とまったく同じ問題だったので…(^^;;。